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乗り継いだ車(その6) SUBARU 1000

昭和40年10月、上級車スバル1000を発表。富士重工業の技術者達は今度は1000ccという枠の中で1500cc級の車を凌ぐ高い性能、豊かな居住性、優れた乗り心地などの獲得に全力を注ぎ、たどり着いたのが我が国ではまだ完成されていなかったFF方式の採用だった。FF方式にはいくつかの欠点が有り、一つは登坂力が悪い、二つ目はハンドルが重く切れが悪い、三つ目は前輪の振動がじかにハンドルに伝わる等だった。これらの問題点もセンターピボット・ステアリング方式、インボード・ディスクブレーキ方式、高級な2組の等速ジョイント(バーフィールド型とダブルオフセット型)の採用などといった思い切った方法で一つ一つ解決し、このスバル1000が誕生したのである。そして、昭和44年3月に排気量を1100ccにアップしたFF−1を発表、昭和45年にはスバル1300を発表したのである。


スバルビジターセンターにて撮影したスバル1000の1号車。これこそが「自動車」という感じ! 昔の主流であったメッキパーツがふんだんに使われており、ホイールキャップはボルトによるセンタ止め。

室内のコクピット全景

・コラムシフトのマニュアル4速ミッション
・リング式のホーンボタン
・ヘッドライト及びワイパースイッチはPULL式


現在の車以上のフラットフロアとなっており、三角窓が懐かしい・・・

   水平対向エンジンのエンジンルーム全景
これはOHVツインキャブ仕様の1000スポーツ。非常にコンパクトであり、左下にある青いボッスにはヒータブロアが収まっている。

  これがインボードタイプのディスクブレーキ。    この車独特の機構であり、バネ下重量の軽減にも貢献している。但し、ブレーキパッドの取り換えには少々コツがいる。

    *この車両の各スポーツタイプは、久世隆一郎氏を筆頭にラリーを始めとする各種モータースポーツに参戦し、数々の栄冠を勝ち
     取ったのである。
     私が乗っていたのは、昭和45年型のスバル1300GLで約8万キロ走行したものを5万円で購入。調子が今一だったのですが、
     バルブクリアランス調整等念入りなエンジン調整の結果蘇えり、最終的にはゑびすサーキットのダートコースを走れるまでになり
     ました。
     残念ながら当時の写真は一枚もありません。何故写真を撮っていなかったのか、今でも不思議な想いです・・・


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